1998-12-07 第144回国会 衆議院 地方行政委員会 第2号
実は、こういう大きな地方の債務増嵩でございまして、私は、財政基盤の連続崩落現象とも言っていいこういう状況に、大臣がどういう基本的な危機感をお持ちか。そして、これは対国との財政の絡みでこういうシナリオもできているわけでありますけれども、一方の責任もあろうと思いますが、私は、大蔵省の主計当局の御感想、まじめな、真摯な御感想をいただきたいと思います。
実は、こういう大きな地方の債務増嵩でございまして、私は、財政基盤の連続崩落現象とも言っていいこういう状況に、大臣がどういう基本的な危機感をお持ちか。そして、これは対国との財政の絡みでこういうシナリオもできているわけでありますけれども、一方の責任もあろうと思いますが、私は、大蔵省の主計当局の御感想、まじめな、真摯な御感想をいただきたいと思います。
八年度を比べますと二兆円ほどふえておるわけでございますが、ただ、これにつきましては、減少するものもある一方、あるいは地方財政対策に伴う後年度負担、厚生保険特別会計年金勘定への繰り入れ及び国鉄清算事業団の長期債務により増加が見込まれておりますが、それにつきましては、詳細は省かせていただきますが、例えば国鉄清算事業団の長期債務の増加は、鉄道共済年金の厚生年金への統合に伴います移管金負担約八千億円の新たな債務増等
また、地方債務も一年で十兆円もふえ、九三年度は八十一兆円になるということですが、債務増のペースが余りにも早過ぎるのではないでしょうか。しかも、政府の判断で地方債を抑制したり、どんどん発行したりというのは、国の御都合主義と言わざるを得ないと思うのであります。 地方財政の見通しについての御認識と地方債の発行についての御見解を、総理と自治大臣にお伺いしたいと思うのであります。
これは確かに一つの御議論としては私も否定をいたしませんけれども、昭和六十年度でも一兆七千億円もの債務増を相殺するような巨額の政府出資というものを従来からの政府助成に上乗せをして継続的に実施をすることについて、私は到底国民的な合意が得られるとは考えられないのであります。